07.08.09

ゆっくり充電中。



毎晩、目の周りをマッサージをして、少し開いてきた。

外出時には、ガーゼで隠すけどね。

Mixiで動眼神経麻痺のことを聞いてみたら、
とっても親切な、脳神経外科医からメールが来た。
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眼瞼の周囲には眼輪筋というのがあり、これは顔面神経支配です。主にまぶたを閉じる筋肉と神経です。この作用もありますので一概に結論は出せません。しかし、動眼神経の作用はその名の通り、眼球を動かすのが主たる働きです。まずは手でまぶたを持ち上げて確認してください。複視（物が二重に見える）かどうか。もし、傷害されていれば、複視がでます。実はこの複視の方が、症状としてはずっと厄介です。神経が100％回復しないと複視になります。ですから神経が99％回復しても複視は残ります。日常生活かなり厄介です。正直なところ、複視がでているなら、眼瞼が閉じている方が日常生活は楽だと思います。 
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もう、絶望的。
手術なんてしなきゃよかった。
神の手だって、神様じゃない、ミスはあるんだ。

この絶望感が、後々ずいぶん引きずることになった。

07.08.07

自宅療養中。



眼はすこし、開いてきた、ような・・・
暑いのでエアコンつけて、ゆっくりしている。





不思議と傷は全く痛まない。
退院時に貰った、痛み止めの出番もない。

ゆっくり、夏休みを満喫ってとこ。
息子達も夏休み中、バイトに遊びに一生懸命（勉強が抜けている）。
こんなゆっくりした夏休みって、何十年ぶりだろう？
これも、神様の贈り物。大事に大事に、ゆっくりすごしましょう。

会社から、20日から絶対出社するようにと。
はい、必要とされているのはありがたい。
もう少し休みたいが、クビになったら困る、がんばって行きます！

07.08.05

術後10日目にして、退院！

本当に周囲の皆様のおかげです。
お金の心配をせず、手術に臨むことができたのは、兄の快い援助でした。

期せずして、今日は兄の誕生日。
母親が亡くなったトシになったね。
どうか、身体をだいじにして、家族を守って、お仕事頑張ってください。

退院して、しばらく自宅療養、なんだか不安。
でも、迷惑をかけた息子達に、おいしいご飯を食べさせてあげたい。
洗濯をしてあげたい。

この眼では、運転できるはずもなく、不便な生活だろう。
二週間後の職場復帰に間に合うのだろうか？
職場復帰したら、休んだ分、一生懸命働かなくちゃ！
これ以上迷惑はかけられない、クビにならないように、やるっきゃない。

外の空気は新鮮。
けど、病院では気付かなかったけど、景色が見えない。
ダブってぼやけて、フラフラしてくる。
大丈夫なのかな？治るのかな？

不安だらけの退院だけど、命が救われたのだから、多少の不便は仕方が無い。
泣いても仕方が無い。
ここからは、自分の内面の力で治していかなくちゃね。

病院のみなさま、お世話になりました。ありがとうございました。

07.08.04

やはり、個室は快適。




明日は退院。
あれだけ、ぱっくり頭を開けて10日目で退院できるなんて、考えもしなかった。
点滴がなくなってからは、自分が病人ってことをわすれるくらい、本当に楽だった。

仲良くなった看護師さんが
「○○さんは、前向きで、明るくて、我慢強くて、見習わなくちゃって思っているんです」なんて
涙浮かべて、言ってくれたの。
こんな私でも、人を励ますことができるんだ！？
これからの人生、そんなたいそうなことはできないけど、人の為に何か役立つこと、して生きたい。

手術を決心してから、ここまでくるまでに、いろいろな人に助けてもらった。
本当に、私は幸せだ。

当面、目が開くように、見えるように頑張るよ。
そして良くなったら、周りの人の力になりたい。

本当に、ありがとうございました。

07.08.03

残り半分の抜糸も、あっさり終った。

相部屋に移って、全く眠れなかった。
まぁ、夜は病人なんだから、うめき声とかイビキは仕方ない。
昼間だよ、うるさいのは！つまらないおしゃべりを延々と・・・
なんと、看護婦の扱いも全然違う・・・まるで雑居房。

わがまま言ってすみません、個室に戻してもらうことにした。
やっと気が付いた、15750円は、けして高くない。

息子達よ、金持ちにならなくていいけど、入院するときには個室に入れる
そんな余裕をもつ、暮らしのできるオトナになってね。

入院後初めて外に出て、駐車場の愛車に会いに行った。
また、元の生活に戻れる、って実感があって、涙が溢れてきた。
もう、この車とも一生会えないかもしれない、って思っていたのに。
見ること、聞こえること、食べられること、香が感じられること、触れることすべてが、ありがたい。
あたりまえのことと思ってたけど、こんなに素晴らしいなんて、今まで気が付かなかった。
車の中の私だけの空間、そして音楽・・・戻って来たんだ。

若い時から、自己中で、全て自分が正しいと思っていた傲慢な私に
神様は、気付かせてくれたのだろう。

自分だけで生きているのではない、いろいろな人のお陰で、生きているんだね。
本当に、全てのものに感謝して、拾った命、大事に生きていかなければ。

息子達を社会に通用するオトナにしなくちゃ。
この、私にしかできない仕事を残して死んではいけない、ってことと思う。

そして今回の入院でね、息子達がどんなに、母を大切に思っているか分かって、嬉しかった。
ありがとう！もう少し、3人で頑張っていこうね～

07.08.02

術後1週間。
朝の回診で、いきなり、傷の半分の抜糸（ホチキス）をした。
消毒もせず、チクとしただけ。
痛いとか、血が出た人の話をきいていたから、あんまりあっさりしていて、驚き。
傷のくっつきがいいのだろう。
↓　畝がホチキスの後かな？　もっと恐ろしいものを想像していたが。




担当医は、目は必ず良くなると言う。
たしかに、日に日に良くなっている実感もある。
なんとなく、1ヶ月くらいで治るんじゃないかな？　根拠ないけど・・・




頭が痛むのは、あれだけの傷なんだから当然だろう。
それでも、浅いけれど眠れるのは、良いほうね。

抜糸も（半分）済み、だいぶ元気になったので、午後大部屋に移してもらうことにした。
一日15750円は、もったいない！　←だんだん現実的になってきた。

大部屋には、仕切りやおばさんがいて、いろいろ指導を受けた。
うぅ、仕方が無い、そこの掟を守らねば！

07.08.01



眼の腫れが治まってきた。
よく見ると、傷に引っ張られて、眉の位置が右より随分上だ、へんてこな顔。

眼科で視野の検査をした。
以前と変らない、けど、緑内障ではないと言われた。
やはり、脳動脈瘤が視神経に当たっていた、のかもしれない。

明日とあさってで抜糸（ホチキス)が終れば、特に治療することはない。
ということで、日曜日（術後10日目）に退院だって！！
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい～　シンジラレナイ、こんなに早く回復するなんて！

自宅療養二週間くらいで、日常生活に戻れる、かな？
本当の夏休みだね。

ドクター・スタッフ・家族・友達・亡き両親そして、神様　本当にありがとうございます。

07.07.31

今日から、朝夕30分の点滴のみになった。

シャワーを浴びて、鳥の声や虫の音が心地良い。
これに、ビールがあれば、本当の避暑、くらいの感じ。

頭痛は、孫悟空の輪が締め付けるようだ。
昨夜は、痛みで数回目が覚めた。良くなるといいが・・・

眼は、数ミリ開けることができた。
良くは見えないが、昨日より、確実に良くなっている。



傷は、頑丈なホチキスのような針で、縫合している。
こんな状態なのに、傷口の痛みはない。



点滴が外れている日中、ランドリーと、ドトールに行った。
不気味がられるので、眼はガーゼで隠した。
15分100円のネットも、ちょっぴり、なんとブログを更新した。

あさっての抜糸で、外科的には終わり。
すごいな、まだ術後5日目でこんなに、元気になった。
気持ちが前向きで、感謝の気持ちでいっぱいだ。

07.07.30

CTと眼科受診に歩いて行った。

眼科には外来患者がたくさん。
ジロジロ見て、だんだん私のそばから、逃げていく。
「なんで、こんなバケモノみたいになっちゃったんだ、手術なんてしなけりゃよかった」
涙が溢れてきた。



看護師も、ガーゼで隠すとか、もう少しメンタルなケアもすべきでしょ。
医師は「まー、時間はかかるけど、治るでしょ」と、あいまいな答え。
なんだか、同じ病院の手術ミスを、隠しているのか、くらいに思えた。

歩いたからか、術後初めて食欲がでてきた。
主食を麺にして、フルーツ大盛にしてもらって、おいしいと感じた。
順調に回復しているんだな。

夕方、首から下のシャワーが許可され、気持ちよかった。
部屋に戻ると、窓から森の爽やかな風が、すごく心地よかった。
生きてて良かった！

07.07.29

だいぶ気分がいい。
傷もたいして痛まない。
頭の中も、信じられなくくらい、痛まない。

目が開けば、ここから出られるのかな？
どうやって、どれくらいの期間で回復するかは、未知数だ。

命があったことだけで、十分じゃないか。

でも、人間は欲張りだ、元に戻りたい。

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長男がひとりでお見舞いに来てくれた。

どんな気持ちで来たのか、考えると切ない。
子供というより、一人のオトナだった。
不思議と、なんだか照れくさい。
こんな母を見て、哀しかっただろうな、心配だろうな。
まだ、死ねないよ、あなたの子供を抱きたいよ。
ごめんね、ぜったい良くなるからね。
ありがとう、母はあなたの優しさに、涙が止まらない。